『とらドラ!』24話
・とあるカップルの会話
彼女「ねえ、ワタシと大河、どっちがかわいい?」
彼氏「えー、それはまあ……キミのほうがかわいいよ」
彼女「ブー、はずれ! 正解は大河でした! だって大河かわいすぎだもん」
とまあそんなわけで、やっぱり今期は『とらドラ!』がいいと思うのです。
『マクロスF』は「おまえたちが俺の翼だー!」とか言って三角関係に決着をつけずにうやむやにしてしまいましたが、『とらドラ!』は最終回1話前にしてガチッと結論を出しました。
24話のサブタイトルは「告白」だけど、もはや告白をすっ飛ばして求婚になっていたのは爽快!
『マリア様がみてる』4thシーズン先週放送分では瞳子が「瞳子は幸せになっていいんだよ。瞳子は幸せから逃げているように見える。逃げ続けていたら、そのうち誰も追いかけてくれなくなるぞ」なんて柏木さんに言われていましたが、CV釘宮理恵つながりの松平瞳子と逢坂大河がおなじテーマを背負っているのが興味深かったですね。
そして『マリみて』のあとに『とらドラ!』24話を見た僕は「逃げても追いかけてくれる人がいた大河はなんて幸せなヤツなんだ!」なんて思ってしまいました。
こういうクロスオーバーなアニメ観賞をしていると、いろいろと教えられることもあります。
萌え要素としてもてはやされている“ツンデレ”ですが、やはりこれは“メイド”とか“妹”とか、そういう萌えとは一線を画すものですね。
“ツンデレ”とはつまり、「すべての思春期の少年少女のメタファー」なのです。
だから僕たちは“ツンデレ”に萌え、“ツンデレ”に笑い、“ツンデレ”に泣く。
そういうふうに、できている。